97年・アメリカ放浪
ヨセミテでロッククライミング
カナダで川下り、ロッククライミングで2ヶ月弱過ごした後、アメリカへ行きました。ヨセミテ滞在中に、マザー・テレサやダイアナ妃が亡くなったというニュースを聞いたので、97年の夏ですね。
石川はクライマーとしては3流だったから、当初予定していたエル・キャピタンとかの1000メートル級の岸壁は登っていません(登れなかった・・・)。登ったのは、もっと小さい、ロストアロー・スパイヤーとか。
上の写真、赤丸のあたりが、ロストアロー・スパイヤー。有名なヨセミテ滝のすぐ横です。下はてっぺんでの写真。
こういう写真で見ると、ものすごい所に見えてしまいますが、クライマーの世界では「簡単なルート」の一つです(笑)。
このヨセミテでのキャンプ生活は、ものすごく楽しかったです。サイト4っていうキャンプ場があって、ここには世界中からクライマーが集まってきます。クライマーの「聖地」ですから。
ここでアメリカ人っていいなぁと思ったのは、「楽しむ」っていう姿勢。どこそこ登ってきた、ってアメ公クライマー(笑)に言うと、やつらはたいてい"Did you enjoy ? "って聞いてくるんですよね。
アメ公クライマーからは、ホントに「登ることが楽しくてしょうがない」って雰囲気がビシビシ伝わってくる。金がなくて乞食みたいな生活をしてるのに。
ただ、石川は登ることももちろん楽しかったんですけど、それ以上に「自由気ままに生活する」ほうが、もっと楽しかった・・・。今日はこっちでクライミングして、明日は川のほとりで一日読書して・・・、なんて。
そんなに下手くそではなかったから、登ろうとすれば、エル・キャピタンとかのビッグウォールも登れたんだろうけど、そんなモチベーションは、あまり湧いてきませんでした。
だから3流クライマーだった、ってことなんですけどね(爆)。