ガイドブックには載っていない、ベトナムの素顔。

入院一日目・野戦病院・・・Σ( ̄ロ ̄lll)

2006年12月に、家内がホーチミン市(おそらくベトナム全土で)最大の国営産婦人科医院、Tu Du(トゥーユー)病院で2人目の子供を出産しました。

どうしてこの病院を選んだかといえば・・・。一番近かったから(爆)。それにローカルの病院で安いし。外資系の病院だと、出産前の検査から出産までのパッケージで2000ドル。ローカルならその10分の1ぐらいですからね。父ちゃん甲斐性ナシでスマン、息子よ。

それでも、このトゥーユー病院は、ホーチミン(おそらく全土のローカル病院)の中で一番技術の高い病院らしいです。が、実態は・・・。

実体を見れば、日本人ならまずここで出産しようとは思えないはず。評判のせいか朝から晩まで人でごった返し、とにもかくにも人・人・人・・・。言葉は悪いですが、なんかブロイラーが卵を産むような感覚で子供が生まれています。まあうちの子も、そのブロイラーの卵のワン・オブ・ゼムになったんですが^^。

児童病院と同じく、ここも一般入院病錬は1ベッド2人寝広~い部屋に数十ものベッドがならび、ベッドとベッドの感覚はほとんどなし。しかもそれだけでは全然足りないので、通路にも廊下にも(外廊下なので、実質屋外・・・)組み立て式ベッド(海の家にあるようなデッキチェアみたいなやつ)をズラ~っと並べて、まさに「野戦病院」そのものの感を呈しています(笑)。

ナースコールなし、食事なし、空調ナシのないないづくしに恐れをなし、エキストラチャージを払って1ベッドを占有できるプチVIP病室に移動を希望しましたが、この日は空きがなく、結局野戦病院(一般病錬)泊となりました。

ちなみにこのTu Du(トゥーユー)病院、自然分娩はほとんどされていないようで、ほとんどが帝王切開による出産のようです。ベルトコンベア式に子供を取り上げていく、という表現がかなりぴったりだと思いますね。

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