ガイドブックには載っていない、ベトナムの素顔。

入院5日目・退院。ベトナムの出産事情

入院5日目にして、めでたく退院できました。

料金は全部で400万ドン(当時のレートで2万円強ぐらい)少々。外資系の高級病院の10分の1です^^。設備は野戦病院レベルですけど、でもこれで毎日数百人も、ちゃんと問題なく赤ちゃんが生まれてるんだから、人間ってのは強いもんなんですね。日本が逆に過保護?過ぎるのかも・・・。

さて、ベトナム(ホーチミン市)の出産事情ですが。

このTu Du病院が、施設面では最悪でも、技術的には一番確からしいです。まずベトナム最高峰の産婦人科病院ということで、政府のテコ入れがある(らしい)こと。

次に、医師の技術という点では外資系の有名病院と変わらないこと。というのも、ベトナムでは産婦人科に限らず、医師が複数の病院を掛け持ちしたり、勤務時間外に自宅の診療所で開業医をしたりするのは当たり前だからです。つまり、病室の設備は違えど、医師に関してはどこも変わらない、と・・・。

実際うちの嫁も、よくテレビに出演する有名な産婦人科医に、Tu Du病院で診てもらっていました。携帯電話でその先生がTu Du病院に出勤する日時聞いて、もちろんベトナムの伝統"心づけ"も渡し、予約をして出産しました。夜中の2時半に、わざわざ僕の携帯に電話してくれたのも、この先生らしい(笑)。

そういえば、ホーチミン市3区の僕の自宅近所にも、ちっぽけな診療所なのにFV HOSPITAL(ベトナム最高峰のフランス系病院)勤務医、って看板あげてるところがあります。

聞いたところによると(ウラはとってません)、大病院で診察時、「この後の治療は、何時に私の診療所に来なさい」と言われたりするらしいです。もちろん全部が全部、こんなわけではないでしょうけどね。



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