ガイドブックには載っていない、ベトナムの素顔。

2日目・難民キャンプか野戦病院か・・・

第一児童病院入院2日目、この日は検査でした。

脳炎の検査には髄液を調べねばならないということで、腰のあたりの背骨に注射を刺して中の髄液を抜き取るという、腰椎穿刺をされました。脳腫瘍摘出手術を受けたことのある知り合いによると、これは大層痛いそうで・・・。手術室の外まで泣き声が響いてくるので、かわいそうでなりませんでした。

で、結果は。

明日にならねば出ないとのことで、あとはそのまま入院。この日は一般入院病棟に移りました。

ここだけではないですが、ベトナムの公営病院では、ベッド2人寝は当たり前。付き添い家族は、もし一人でベットを使えるなら子供と一緒に寝る。他の患者と合ベッドになったら、ベットの下にゴザをしいて寝ます。廊下にもゴザを敷いて寝る人がいっぱいで、さながら難民キャンプか野戦病院のようで壮観です(笑)。

ちなみにナースコールはもともとついてません。もし容態が悪くなれば、誰かが伝令に走る、と。

それと、入院患者への食事もありません。これは付き添い家族が用意すべきもの。

こういう状況を見ると、いろいろ批判のある日本の病院も、恵まれているな~とつくづく思いますね。


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