ガイドブックには載っていない、ベトナムの素顔。

入院2日目・一丁上がり・・・

入院二日目の午後、家内はベルトコンベア式の出産ライン(帝王切開ですから・・・)に乗せられ、出産に臨みました。

このトゥーユー病院では、出産の立会いはできません。まあ僕ももともと立ち会うつもりはなく、しっかり仕事に行ってたんですが・・・。我ながらヒドイ旦那だ。

で、夕方仕事が終わってから上の娘を連れて、病院へ。付き添いに田舎から来てもらっていた親戚のおばちゃんが待合ロビーにいたので、合流。そこには大型テレビがあり、出産した人の名前と本籍、子供の性別が表示されます。

なんだか次から次へと、すごい勢いで名前が表示されます。一日数百人の子供がこの病院で生まれるらしいんで、ホントに「一丁上がり!」ってな感じですね・・・。

このロビーの雰囲気も、日本の病院とは大きく異なり、家族でお弁当やら何やらを食べながら、なんか公園のピクニックみたい。夜は付き添い家族の簡易宿泊場と化し、ゴザを敷いて雑魚寝状態です。

日本の病院のように、分娩室(って言うんですか?)の前で家族が心配してオロオロしいている・・・なんて場面は全くありません(笑)。

で、午後6時ごろ、テレビ画面に我が家内の名前が登場。おばちゃんと「よかった、よかった」と喜び合い、しかしどうしたらいいかわからず、待つこと数時間(笑)。「あたしが泊まってくから、あんたは子供を連れてお帰り」と言われ、帰宅しました。

そして、真夜中。突然病院の医師から、僕の携帯に電話が・・・。時が時だけに飛び起き、悪い予感に手が震えましたが、「生まれたから見に来い」、それだけ。って、2時半じゃねえか(爆)。

とりあえず病院へバイクで行きましたが、受付ももちろん開いてないし、どこへ行ったらいいのか皆目わからず。しかたなしに、例の巨大な野戦病院の病室(笑)を一つ一つ回り、ようやく発見。

無事生まれた息子に、めでたく対面できました。



TOPPAGE  TOP 
RSS2.0