ガイドブックには載っていない、ベトナムの素顔。

5~8日目・第一児童病院の歴史

入院5日目になると、立って歩けるまで回復し、食事も普通に取れるようになってきました。そろそろ退院か、と思い医者に聞いて見ましたが、様子見と抗生剤の注射のために、もうしばらく入院が必要とのこと。

病院の中を子供を連れてあちこち散歩しましたが、子供の遊び場の横に、「第一児童病院の歴史」という展示がありました。ここの左側です。
vuonchoi.JPG

それによると、この病院の設立は1965年。ベトナム戦争が本格化した年です。

当時の写真を見ると、建物は当時も今もほとんど同じですが、設備がないので「野戦病院を大きくきれいにした感じ」というのが正直な感想。物資も満足になかった時代なので、注射針を砥石で砥いで再利用したり、注射器や点滴のチューブも煮沸消毒して何度も再利用したり、といった様子が紹介されていました。ちなみに現在は、ちゃんと1回使い捨てタイプを使っているそうです^^。

この病院に来ている親御さんたちもみんなそういう時代を知っている人たちだろうと思われるので、日本人感覚で見ると劣悪な環境も、ものともしないんでしょうね。


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