ガイドブックには載っていない、ベトナムの素顔。

過積載のトラックが橋を押し潰す

ここ数日、ビンディン省トゥイフオック県キムドン村の住民は、近隣の街への往来に非常な苦労を余儀なくされている。

hashi.jpg 8月18日の晩、ゴ・キム・フン氏(45歳)所有のトラック、ナンバー77H-8340がキムドン村のオンユック橋を通過しようとしたところ、過積載のために木製の橋が潰れてしまった(写真)。幸いなことに、この事故による怪我人はなかった。

8月22日付青年新聞(Bao Thanh Nien)より



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ベトナムの道路の「何でもあり」っぷりは、日本人の目から見ると驚くばかりです。鉄道の鉄橋をバイクが走る、壊れかけた橋を渡る(下の写真、ちなみに、このニュースの写真ではありませぬ)、片輪を歩道に乗り上げさせながら工事中の路地を通過する車・・・。なんというか、よくもまあ・・・という感じです(笑)。

hashi2.jpgこのニュースは過積載の車が橋を押しつぶしてしまったとのことですが、写真を見るに(見なくても「木製の橋」と書いてありますが)、日本人ならとても荷物積んだトラックで走ろうとは思わないであろう掘っ立て橋のようです。

おまけに、すごい田舎の田んぼのあぜ道様の道路(笑)。橋を押しつぶすほど、いったい何を積んでいたんでしょう?

ビンディン省では鉄鉱石なんかも出るらしいですし、最近チタン精錬工場が稼動を始めたとも聞いています。そのへんのものかな?

日常的にここを走っていたのか、この日はたまたまここを通ったのかはわかりませんが、なんにせよすごい勇気(笑)。ベトナム行政も、問題がおきるまでは何もしない・・・いや、起きても何もしないから、この橋が今後どのように架け替えられるのか、興味のあるところです。


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