ガイドブックには載っていない、ベトナムの素顔。

気管にヒルが生息

ゲアン省医科短大の外来診察の医師が、同省在住のX・N・Cさん(28歳)の気管から、生きたヒル(体長6センチ、大人の小指ほどの大きさ)を摘出するのに成功した。

hiru.jpg Cさんによると、畑で1度湧き水を飲んだところ、3日後にのどの中に何か生き物がいるような異物感を感じるようになった。それから1ヵ月ほどたつと、Cさんは咳き込んだり、息苦しくなったり、胸の圧迫感や倦怠感を感じるようになり、声もかすれるようになった。

Cさんがゲアン省医科短大の外来診察に運ばれてきたとき、医師たちは内視鏡検査で、何か奇妙な物体が気管付近を上がったり下がったりしているのを発見した。

現在、ヒルを摘出されたCさんは、完全に健康を取り戻している。

(2010年5月10日 法律新聞Bao Phap Luat)

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気管にヒルが生息・・・考えるだに気持ち悪い・・・。

5月の連休中にも、ニャチャンのあるカインホア省で同様の事故(?)があったとのニュースを見ましたが、農村ではヒルは珍しくないとはいえ、体内に生息ってよくあることなんですかね?

でも、ヒルというと気持ち悪い生物の代表格のような感じですが、調べてみると、結構医療目的でも使われていたりするんですね。

漢方では乾燥したヒルの生薬名を水蛭(すいてつ)と呼び、滋養強壮に効果があるのだそうです。

薬用ヒルの唾液腺からは、ヒルディン(シャレみたいですけど、ホントです)という血液抗凝固成分が作られるし、日本でも昔は、山間部の生活用品雑貨店で、マムシに咬まれたときに毒を吸い出すためにヒルを売っていたらしいです。

なるほど、ちょっとヒルを見直しましたが・・・でもやっぱり、血は吸われたくないですorz。


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